満腹詩人ブログ

ぐっすり眠ってたらふく食らい、好んで味わうセンチメンタル。悩みらしい悩みもないのだけれど、幸せだとは思っちゃいない。ぼくもあなたも「まんぷくしじん」- まだ何を書いていくか定まらない多文量ブログ。

オナラには、くさいオナラとくさくないオナラがあり、くさいオナラには普通のオナラと悪いオナラがある

 
プーデル「オナラのひみつ」篇 うたうま版 - YouTube

 

9月某日。
ニンニクをふんだんに使った料理を食べた。
(今回はすこしお下品な内容かも知れません。)

 

オナラとはどういうことか

そういえば以前、大量にニンニクが使われた料理を
食べたとき、その日の夜くらいからくさいオナラが出た。

 

今日も料理はおいしかったが、
明日のオナラは、くさいんだろうな・・・。

 

ん?

 

世の中にはオナラがくさくなる食べ物がある。
しかもたいていそういうものを食べるとオナラの量が増える。
・・・と、なんとなく私は思っているけれど、
本当にそうなのだろうか。

 

くさいオナラはくさい食べ物が作るのだろうか。
たぶんそうなのだろうけれども。

 

だったら何を食べるとくさくなるかくらいかは
確証を持っておこうかしら、もういい大人だし。

 

それに、調べておけば、
この先明日のオナラの心配をしないで
済むかも知れない。

 

あとは、オナラはいつもくさいが、
量が少なければ気にならなくて、
たくさん出る食べ物を食べると、
量が増えるからくさく感じるなんて
可能性もあるんじゃなかろうか。

 

武器だ。
武器はどこだ!

 

さっそく調べてみることにした。

 

・・・おならの謎を求めて、
インターネッツを徘徊(小一時間)。

 

結果分かったことは、
「オナラにはくさくないオナラとくさいオナラがあり、
くさいオナラには普通のオナラと悪いオナラがある」
ということ。

 

せっかく調べたので、
理解した範囲でイージーな感じに
オナラを区分しておこうと思う。

 

なお、オナラの呼び方などは、
この記事オリジナルかつ適当なものです。
詳しく正しく知りたいときは専門書などを当たってねー。
(当たった結果、間違いがあったら教えてください!)

 

オナラとは空気とガス

まず分かって欲しいことは、オナラには大きく、
空気的なやつとガス的なやつの2種類あるということ。

 

空気的なオナラ

オナラの主成分は実はただの空気。
呑み込んだ空気や、食事の時に食べ物と一緒に呑み込んだ空気、
食べ物自体に含まれる空気(分かりやすく言えばパンとか)。
口からでればおゲップ、お尻から出ればオナラと呼ばれる。
ただし元はといえばただの空気なので、
これだけなら量があってもくさくない。

 

ガス的なオナラ

においの主成分。
消化活動による化学変化が発生させたガス。
食べ物の発酵や腐敗(似たようなもの)、菌の活動、
菌や人間の代謝物などによって発生したガスや、
食べ物に含まれるニオイ成分が、
空気的なオナラに溶け込んでガス化したもの。
これらはだいたい、くさい。

 

ガス的なオナラの区分

次はBのガス的なオナラについて区分する。
オナラとなるガスには、お腹で発生するものと、
お腹に持ち込まれたものがあると言える。

 

お腹で生まれた成分

①発酵系オナラ

豆や野菜に多く含まれる食物繊維は、
消化に時間が掛かるため体内に多くとどまり、
その分発酵の時間も増えて、ガスを多く発生させる。
ただし、ガスの量は増えてもにおいは弱い。

 

②腐敗系オナラ

動物系タンパク質(肉や乳製品)が
消化されていく場合に発生するガスは、
強いにおいのする成分を含む。
くさいオナラの主な原因その1。

 

お腹に持ち込まれた成分

③食べ物系オナラ

くさいものを食べれば、
オナラもくさくなるという理屈。
例えば硫黄成分を多く含有する、
タマゴ、ネギ、ニンニクなどを食べると、
オナラのくさい成分を増やす。
くさいオナラの原因その2。

 

①、②、③とも、それを食べればそうなるよね、
という人間の普通の営みによる結果だ。
ニオイの有無はともかく、
原因が明らかならば普通のオナラ。
健康的には問題ない。

 

問題があるのは、
体調に起因するオナラの場合です。

 

くさいオナラ、悪いオナラ

オナラがくさくなる理由には以下のような場合がある。

①おならをくさくする食べ物を食べた。

②お腹の調子が悪い。

③オナラを我慢した。

 

①はここまでで紹介したように、まあしょうがない。
くさくなるものを食べればくさくなるのはそういうものだ。
くさいものを食べたあとのくさいおならは普通のオナラ。

 

問題は、②と③の理由の場合。
これらは健康に問題のある悪いオナラだといえる。

 

②お腹の調子が悪い。

お腹の調子が悪いとはつまり、
胃腸の機能が弱くなっているということ。
一時的な食事ではなく、自分のお腹に原因があるため、
改善せずにおくとオナラのニオイ以上の問題に繋がる可能性がある。
くさくて悪いオナラだといえる。

お腹の調子を崩す原因は以下の通り。

 

●偏った食事

特に肉類に偏った食事を続けていると、
腸内で肉担当の菌ばかりが活発になっていく。
肉担当の菌は野菜担当の菌よりもくさい成分を出す。
結果、オナラがくさくなる。

 

●不規則な生活

食事や睡眠の時間が不規則だと、
胃腸も適切に休んだり働いたりすることが難しくなる。
結果、オナラがくさくなる。

 

●ストレスが多い

ストレスは自律神経に影響をあたえ、
胃腸の働きにも悪影響を及ぼす。
結果、オナラがくさくなる。

 

③オナラを我慢した。

オナラを我慢すると、
体内にとどまる時間が長くなり、
くさい成分をもっと蓄えることになる。
結果、次のオナラはもっとくさくなる。

 

また、胃腸に止まる時間が長引くことで、
成分が吸収され血中にオナラ成分が流れる。
本来体外に排出されるべきものなので、
肝臓や膵臓などへの負担も増やしてしまい、
内臓系の病気のリスクを高めてしまう。
結果、オナラがくさくなる。

 

良いオナラをめざそう

くさいオナラには、普通のオナラと悪いオナラがあるが、
悪いオナラはとりあえずくさい。

 

だからオナラのにおい対策をすることは、
悪いオナラ対策としても効果を望める。

 

くさくないオナラを目指すことで、
良いオナラになろう。

 

というわけで本日のまとめ。
特にオナラのことを考える場合に、
胃腸の調子を整えたり、
ニオイ対策に効果的なことをメモしておく。

 

中長期的なニオイ対策

●たくさん野菜を食べる。

先ほど、食物繊維がオナラの量を増やすと述べた。
しかし食物繊維は便通のサイクルづくりに効果的であったり、
肉担当の菌やくさい成分を減らす効果も高く、
ニオイを減らすことを考えれば中長期的に観て非常に効果的である。

 

●ヨーグルトを食べる。

先ほど、動物性タンパク質を含む乳製品は、
オナラをくさくすると述べた。
しかし発酵食品であるヨーグルトは、
胃腸の調子を整えるのに効果が高い。
中長期的にはオナラのにおいを減らすことに貢献する。

 

●規則正しい生活を送る。

食事はなるべく規則正しい時間に摂り、
なるべくしっかり休養する。
適度な運動も身体全体の代謝を高めることにつながり、
ニオイ成分を体内に積極的に排出できるので吉。

 

●ストレスを減らす。

これは簡単にできたら苦労はないと思うけれども・・・。
しっかりした休養、たまには豪華でおいしい食事、
気晴らしになるような時間の過ごし方など、
できることから取り入れてみるのが
よろしかろうかと存じます。

 

●オナラを我慢しない。

一時的な我慢をしなければならないシチュエーションも、
人間生きていればたびたびあるかとは思いますが。
我慢することで体調を損ねたり、
もっと臭いオナラを誘発してしまうとするならば、
オナラを催した際には今一度、
何を重視するべきかを天秤にかけ直すのも
有意義なことかと存じます。

 

短期的なニオイ対策

●くさいものを食べ過ぎない。

硫黄成分を含むタマゴ、ネギ、ニンニクなど。
また、香辛料、スナック菓子などに多く含まれる香料なども、
オナラのニオイ成分となりやすいので、注意する。

 

●ウーロン茶を飲む。

緑茶やウーロン茶に豊富に含まれる成分により、
(具体的にはカテキン、ポリフェノール、フラボノイド)
消臭、殺菌作用などが期待できる。
逆に、コーヒーや、同じお茶でも紅茶の場合、
カフェインによる酸化作用が強く、
ニオイ対策には向かない。

 

●リンゴを食べる。

リンゴに含まれる成分が、
(具体的にはオリゴ糖、ペクチン、食物繊維)
体内でニオイ予防に高い効果を発揮する。

 

 オナラのまとめ

今回まとめたオナラのニオイ対策は、
オナラだけでなく、体臭全般にも効果を
発揮することを付け加えておく。

 

良いオナラ作りは、
良い身体作りに繋がるのだということを、
改めて覚えておきたいものですね。

 

オナラの話を散々書いたけれど、
ヘルスケア的な話題でもあるし、
もしかしてこれまででいちばんモテるような気が
してきたんだけど、どうかしら。
まあオナラだけど。

 

それじゃあ、またねー。

 

 
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